ハワイで第1級テロ脅迫容疑で捕まると懲役何年か調べてみた

お茶を飲んでいたら思わず吹き出してしまうようなニュースが飛び込んできました。

ハワイのヒロ国際空港で手榴弾を保持して飛行機に乗り込もうとした日本人が逮捕された!

とのこと。

まぁここまでならハワイで逮捕されてる日本人なんていくらでもいるので驚きはしないのですが、罪状が「第1級テロ脅迫容疑」というただ事ではなさそうな容疑で、これ読んでお茶を吹くと同時にちょっと興味を持ってしまいました。

画像を見るとマジ物の手榴弾っぽい・・・まじか。

なぜ興味を持ったかと言うと、息子が小学生くらいだった頃に一緒に飛行機乗ろうと保安検査を通ったら呼び止められて「これはちょっと」と見せられたのが手榴弾の形をした小物入れだったからです。

保安検査なんてただでさえドキドキするのに呼び止められて手榴弾ですから「んーじゃこりゃぁ!!」って超驚きましたよ。

もう一目見れば小物入れだと判るし、息子の焦った顔を見て保安官もヤレヤレって感じでしたけど、一応「預かり」ということになって、飛行機にはこういう怪しまれる物を持って乗ってはいけません!という教訓を親子で得たわけです。

(息子はこの数年後に今度は刀のキーホルダーで再び引っかかるのだがな。ほんと中二病ってやっかいだ)

で、興味を持ってあれこれ調べてみました。

第1級テロ脅迫容疑とは?

昔サーフィンしにハワイ行ってたけどハワイの法律なんて全然知らずに行ってましたので良い機会を得ました・・・と思い、つたない語学力を駆使してあれこれネット検索してみた結果・・・

ハワイ州の法律をあれこれ調べてみましたが、日本みたいに具体的に科料がいくらで懲役が何年とかは載っていませんでした。本当のところは難しい英語だらけでサッパリ解らなかったという・・・

ただ近いものは見つけましたよ

国立国会図書館のデジタルコレクションで公開している文献によるとアメリカでは3.11以降テロに関する法律が細かく厳しく制定されており、例えばニューヨーク州では「公共建築物について虚偽の爆破予告を行ったり、虚偽の爆発物をしかけたりした場合には最高7年の拘禁刑だそうです。

ハワイ州とニューヨーク州だと沖縄と東京くらい違うけど、法律は大差ないと思うので、今回の事件も、もし本物の手榴弾だったら同等の刑罰になるのかな?

ニュースの画像で見た手榴弾には何かお土産らしきタグもぶら下がってたし(警察が証拠品として付けたのかもしれない)、本気でテロする気でなければFBIとかにこってり絞られて釈放となるかもしれないけど、、、(翌日には釈放されたそうだ)彼はなぜこんな物を持って飛行機に乗れると思ったのだろうね?

とは言えテロ系犯罪は重罪なので、ほんとこういう真似はやめた方が良いと思います。アメリカは日本と違って超厳しいですから。

日本とアメリカでは服役の概念が違う

調べていて勉強になったのは、どうやらアメリカは刑務所に入っても服務作業(働く)ことがないので日本で言う懲役という概念はないらしく、拘禁といって刑務所にぶち込まれて身柄を拘束されるだけのようです。(ちなみに日本も働かないで服役するだけは「禁固」と言います)

さらに判った事は、アメリカでは刑罰は軽犯罪重犯罪に分かれ、軽犯罪は罰金もしくは1年以下の禁固刑、重犯罪は死刑または1年以上の禁固刑だそうです。

死刑についてもアメリカでは23州が死刑制度そのものを廃止(2024年4月時点)しているのでこの場合の最高刑は終身刑になるそうです。

ちなみにChat GPTに「ハワイでテロ脅迫で捕まるとどうなる?」って尋ねた結果は以下の通りでした。緑文字部分ね。

ハワイでテロ脅迫で逮捕されると、アメリカ合衆国の連邦法およびハワイ州法に基づいて厳しい処罰を受ける可能性があります。具体的には以下のような流れになることが一般的です。

1. 逮捕と拘留
警察に逮捕された後、拘留されます。テロ脅迫は非常に深刻な犯罪と見なされるため、厳格な監視下に置かれる可能性があります。

2. 捜査
捜査当局(FBIや地元警察)が脅迫の詳細を調査します。電子機器の押収や証拠収集が行われ、関与した他の人物や組織も調査されます。

3. 起訴
証拠が揃った場合、連邦検事または州検事が起訴します。テロ関連の脅迫は通常、連邦犯罪として扱われ、連邦裁判所で審理されます。

4. 裁判
被告には弁護士がつき、裁判が行われます。無罪を主張する場合、証拠や証人を用いて弁護が行われます。

5. 判決
有罪と判断された場合、厳しい刑罰が科されることがあります。刑罰は具体的な脅迫内容や過去の犯罪歴によりますが、長期の懲役刑や巨額の罰金が一般的です。

6. 服役
刑期中は、連邦刑務所または州刑務所に収監されます。テロ関連の犯罪者は、通常の囚人とは別の厳重な管理下に置かれることが多いです。

7. 釈放後の監視
釈放された後も、特別な監視が続くことがあり、再犯防止のための厳しい条件が課されることがあります。

テロ脅迫は非常に深刻な犯罪であり、社会に大きな不安を与えるため、厳格な対応が取られます。法律や裁判の手続きに関しては、個別のケースによって異なる場合があるため、具体的な事例に基づいた法的助言を専門家に求めることが重要です。

海外旅行に行くときは本当に気をつけよう!

私も昔サーファーだった頃、よくハワイやインドネシアに行ってましたが、金髪というだけですぐ別室に呼ばれてました。

現地で飲んでると、旅先で浮かれてマリファナ吸って収監されてる日本人とかの話よく聞きました。特にインドネシアは薬物犯罪については超厳しいですから。

海外の場合、観光客だからと容赦はありません。

ハワイとてアメリカですからテロに対してはもの凄く警戒してると思いますので、疑われるような事は絶対にしない方が良いです。出国前に冷静になって再検査しましょう!

これを教訓に、旅好きの若者達はほんと気をつけてくださいね。